積極的平和主義より軽い命

 今日の国会での安倍首相の答弁を聴いて分かった事は、安倍主義である積極的平和主義は命より重い/安倍主義より命は軽いという事。命は最優先では無い。生命第一主義では無い。一時的に聞こえて来た生命第一は嘘だ。安倍主義では相対的に命は軽い。
 今回の事件をテロと呼び政府は戦争とは区別しているようだが、戦争は当然命と命の戦い。政府が命を使う事が戦争だ。政府は戦争もオプションの内。日本は戦争をオプションとして認められていないが、安倍首相はアメリカ軍の傭兵として日本軍を加える事を目指しているようだ。
 BBCによると殺害した個人を欧米の情報当局は既に特定しているという。一方日本は対外諜報は禁じられているらしいし、今日の国会でも対外諜報は今後考えて行きたいと言う。自ら決められる事でも無いのだろう。ご家族にメールが届いてもその相手がISなのかさえ分からない日本政府。ビデオが公開されてからも、その真偽さえも分からない日本政府。それでも安倍主義は世界54ヶ国200回以上の首脳会談をし、積極的平和主義は歓迎されていると安倍首相は言う。その"歓迎"の中身はどのようなものだろう。