研究費

武器輸出と日本企業 望月 衣塑子 拝読。

  1. おカネに色は無い。技術にも色は無い。色を付けるのは政治。
  2. 学会に出席する費用にも足りない研究費。その研究者の前に防衛省は人参をぶら下げている。
  3. アメリカは「敵」に勝つために最強の軍備をする。「敵」が攻撃を躊躇する程に軍備をする。
  4. 武器元請企業は儲かるから請負うのだろう。その下請は武器は作りたく無いが仕事を選んでいられない。官僚は天下り先確保のためでもあるようだ。不明なのは日本も武器輸出・軍産複合体へ舵を切らせたのは、どのような勢力なのか。やはり大銀行家なのだろうか。
  5. 不思議なのは輸出用の武器はグレードを落とすらしいが、そんな武器を買っても役に立たないような。(ブラックボックス化する場合もある。)
  6. 世界では軍事予算で研究する事も当たり前のようだが、軍事目的の研究はやりたくないという場合には軍事筋以外の研究費を自ら調達する必要がある。ただその研究を軍事応用するかどうかはやはり政治の問題か。「敵」は敵視すれば「敵」。敵視しなければ「敵」では無い?
  7. 研究者が所属する組織の研究費に頼るならば、その組織の方針に縛られる。組織は政府の方針になびきやすいとすると。