癌への認識

  1. 癌は一つとして同じ物が無い。
  2. 同じ体内でも色々な挙動をする。
  3. 全ての癌には個性が有る。
  4. ありとあらゆる癌が有る。
  5. 無治療の癌は案外症状を出さない。
  6. 治療行為が加わったときに、初めて寝た子を起こすような反応が起きる。
  7. 癌は老化の一種である。

対談:養老孟司さん×中川恵一さん より引用

  • 実は生き物ってイエスかノーかではない。中間がある
  • がんといったっていろいろあるでしょう
  • 全てのがんには個性があるわけで同じものはない
  • ありとあらゆるがんがある

http://web.archive.org/web/20070630111614/http://www.gsic.jp/support/sp_02/spc/index.html

  • 1人ひとり違うものを一括して扱おうとするということに、そもそも問題がある
  • がんがそもそも1つとして同じものがない。
  • 1人のがんでも体の中でいろいろな挙動をする。
  • システムの理解の問題が欠けている
  • システムというのは我々が頭で考えて果たして理解できるのか
  • がんって多様性そのもの
  • 人間の体が持っていて、しかも自分が造ってる
  • 人体って言うものを1つのシステムと見たときに、がんをどのように位置づけるか
  • がんは老化の一種である
  • 無治療のがんは案外症状を出さない そんなに痛くもない
  • 治療行為が加わったときに、初めて寝た子を起こすような反応が起きる

http://web.archive.org/web/20070705233657/http://www.gsic.jp/support/sp_02/spc/01_02.html

「新がん革命」(ヒカルランド)P.104より引用

  • がん細胞は顔付きは悪くても善良な奴、つまり”がんもどき”もいて、判別がつかない。しかし、病理医は”見かけ”だけで「シロ」か「クロ」かを判定しなければならない。そこでかれらは、けっきょく「気分」で判定することになる。
  • 「病理学会に行くと、いわゆるがん判定がある。けっきょく、悪性、良性の区別で議論を散々闘わせたあげく、どうなるか?大御所が出てきて『これは、クロッ!』と言ったらクロになる。『シロッ!』と言ったらシロ……なんです。あそこはすごいですよ(笑)」