起業

 「論文を300本くらい読めば誰でも起業出来ますよ」と仰る。英語の学術論文を300本だと思われる。其々の技術者を口説いて起業する。自分は足元にも及ばない。これ位の知力は普通にないと今の世は渡って行けないという事だと思う。もし起業出来なければ誰かの会社の従業員として働くしか無い。その会社の中で給料も知名度も高い会社を目指すための就社競争が偏差値競争なのかも知れない。或いは比較的高収入の職業を目指す。「組織の人間ですから」と時々聞く。その事が意に沿わなくても従う従業員。ブラックな事でも、それを請けるための起業もあるだろう。その会社の従業員はブラックの二乗な状況に身を置く事となる。全てはカネのため。貨幣経済