輸出品と住民

 コスタリカ産のコーヒーの83%が輸出用、17%が国内消費用なのだそうです。より上等なものは輸出用、より下等なものが国内消費用になる。上等なものは国内では味わえない。コーヒー農場の労働者も低賃金のため外国からの出稼ぎに頼っているらしい。そう言えば、もしTPPなら北海道の天然鮭は国内には流通せず、国内には外国の養殖ものとなるという話もあった。身近なものでも手に入らないのが金融資本主義グローバル経済。普段身近でここ何年か感じるのは果物などの品質の低下・値上り・品薄だが、従来の普通に良かったものは輸出へ回されているのだろうか。或いは気のせいか。