機械化主義

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 井上智洋 拝読。

  1. 機械化が更に進み人間が労働によりおカネを得る機会が失われる。その機械(資本)の権利者である資本家だけの経済となると想定されている一方で社会保障としてベーシック・インカムを提唱される。おカネを得る機会を無くした人間を見殺しにしないためのものなのだろうか。仮に資本家以外の人間が生き延びた時の社会はどのようなものだろう。
  2. 改めて思い知らされる事は技術が未熟だから仕方なく人間を使うだけの事。人間では効率・生産性に限りがあるが機械なら青天井。当然機械化する。それが資本主義。機械化主義。
  3. 自給自足なら生きる事が働く事でもあるが「経済成長」とは無縁。呪文のように聞こえて来る「経済成長」。自給自足も許されなくなるのだろうか。「地球では人間を原因とする第6次大量絶滅が始まった」という指摘も有り。人間の「知能」はどこへ向かっているのだろう。