生物体の熱力学とは、何となく柔らかい。

負のエントロピーの世界 生きている状態 神田 慶也 九州大学出版会 拝読。人の営みを記号化し関係式を立てられ検証されている。予測できない状態が生きている状態。地球も生きている。宇宙も然り。人類のエントロピーが零に成ったとしても、地球のエントロピーは零には成らないし、他の生物種は生き続けるだろうという。この著書の表紙の写真は、著者が観察された水耕栽培によるトマトだと思われる。水が交換される事により根から排出される正のエントロピーが蓄積されず永遠に生き続けるのではないかと思われたそう。著者も正のエントロピーを排出するという意図で、糞の腸内の滞留時間をできる限り短くするために、腸の水洗浄を日々実践され、抜け毛が減り、白髪化も遅くなるなど顕著な影響が観られるという。その水洗浄の方法も図入りで相当なページ数を使い解説されている。健康のためもあるかも知れないが、大変な労力ではないかな。研究するという事は...